こんにちは、シャワシです。

英語の学習で重要なことは、「継続すること」。そのためには、自分に合った教材で、効率的に、楽しく学習することが何よりも大切ですね。
今回は、英語などの語学学習をしている皆さんの以下のようなお悩みに応える内容になっています。
- 効果的な語学学習の方法を知りたい。
- 自分に合った勉強教材を見つけたい。
- 英語の勉強法を色々と試したが長続きしない。
- 英会話教室を行くにもお金も時間も厳しい。
「聞き流し」の誤解を解く

「外国語を聞き流しているだけで、耳が慣れる。」という巷に広がった誤解をまずは捨てましょう。
英語、フランス語、中国語や韓国語など、いろいろな外国語に手を出してきた僕ですが、「聞き流す」だけで耳が慣れることはないと断言します。
自分がこれまで触れたこともない外国語、例えばアラビア語のニュースを毎日の通勤・通学時に「聞き流す」ことを想像してみましょう。
その内容が分かるようになることはありませんし、耳が慣れるということもありません。
「聞き流すだけでOK!」というキャッチフレーズは、楽をしたいという学習者の弱みをついた売り文句と考えていいでしょう(本当にそんな学習法があるなら知りたい…)。
「聞き流し学習」の本質
僕は、Audibleを使った「聞き流し学習」をおすすめしています。
しっかりとしたステップを踏むことで、「聞き流し」を通じた外国語能力の総合力アップにつながると考えるからです。
しかし、その前提として、その外国語の基本文法や最低限の語彙を知っていることが必要です(高度な知識を要求するものではありません。)。
その意味では、全くの初学者向けの勉強方法ではなく、基本文法を粗々にでも一周した初級者以上の方に適した勉強法だと考えています。
具体的な6ステップを紹介

早速、具体的な5ステップを紹介します。
とてもシンプルですが、これをしっかり反復できれば語学力は大きく伸びます。
- 自分に合った外国語音源をスクリプト無しで聴く
- その音源をスクリプト付きで聴く
- スクリプトの内容を理解する
- その音源をスクリプト無しで聴く
- シャドーイングする
- その音源を暗唱する
順番に解説していきたいと思います。
STEP1:自分に合った外国語音源をスクリプト無しで聴く
まずは、自分に合った外国語音源を探すところから始める必要がありますが、自分の興味関心に合っているか(話題が面白いと思えるか)が最も重要です。
ニュース素材、小説、インタビューなど、ジャンルはあまり関係ありません。
自分に合った「聴く教材」の探し方は、別の機会に詳しく解説したいと思っています。
適当な外国語音源を見つけたら、まずはそのまま聴いてみましょう。長い音源であれば、5分くらい適当な部分を切り取って聴いてみてください。
「全く聞き取れない!」「聞き取れて1割…」などいろいろな感想を持つと思います。
しかし、ここでは「分からない」ことは問題ではありません。
この後のプロセスで聞き取れなかったものが、聞き取れるようになるという成功体験を得るための準備運動だと思ってください。
STEP2:その音源をスクリプト付きで聴く
今度はスクリプトを見ながら聴いてみましょう。
きっと聞き取れなかった原因は、単純に文法の理解不足や語彙力の不足ということに気づくと思います。
聴きながら、分からない単語や理解できないフレーズについてはチェックをしてみてください。
STEP3:スクリプトの内容を理解する
先ほどチェックをした理解できなかった箇所について、調べて理解に努めます。
このとき、分からない単語が多過ぎたり、あまりにも理解できない構文が多いような場合には自分に合った教材ではない可能性があります。
少し調べれば分かるようなものであれば大丈夫ですが、全く見当もつかない内容であればもう少し平易なものに切り替えましょう。
STEP4:その音源をスクリプトなしで聴く
今度は、スクリプトなしでもう一度聞いてみましょう。
当然ですが、最初に聞いたときよりもハッキリと聞き取れるようになっているはずです。
ここで聞き取れない箇所は、発音が分からなかったり、イントネーションやリエゾンで聞き取れていない部分です。
ここまでで最初に聞き取れなかった原因の因数分解は終了です。
STEP5:シャドーイングする
今度はスクリプトを見ながら、シャドーイングしましょう。
シャドーイングと言っても、音源と同時に話す必要はありません。1〜2センテンスごとに一時停止して、復唱する感じです。
このとき、その話者の口調、息継ぎのタイミング、イントネーションなども含めて真似してください。
その意味で、話し方や話すスピードがカッコいい!と思える人の音源を選ぶといいです。自分もこんな風に話したい!と思える人です。
慣れてきたらスクリプトなしでやってみてください。
この練習を反復してやってみましょう。
STEP6:その音源を暗唱する
STEP5を繰り返すと自然とスクリプトを憶えて、暗唱ができるようになります。
料理しているとき、散歩しているとき、お風呂の時間などのスキマ時間で一人で暗唱してください。その話者の話し方を意識して、でも自分の言葉として訴えかけるように話すことが重要です。
これによって、自然とネイティブスピーカーの話し方が染みついていきます。
ここまで来れば、STEP5とSTEP6を繰り返し反復練習するのみです。
「聞き流し」で総合力アップ

この6ステップを踏むことで、語彙力、文法の知識からスピーキング、リスニング、リーディングといった基礎能力の総合的な向上ができます。
これを僕は「聞き流し学習」と呼んでいますが、単に聞き流すわけではないと分かっていただけたかと思います。
この方法で、いくつもの音源をこなしていくことで飛躍的に語学力がアップします。僕がそうでした。
海外駐在時代にしていたこと
よくやっていたのは、自分で時事ネタに対する意見を英語やフランス語で作文して、ネイティブの先生に音読してもらい、それをスマホで録音するというもの。
でも、これは手間が多い分、継続するにはかなりの熱量が必要です。
そもそも周りに頼めるネイティブスピーカーがいないという人も多いでしょう。
外国語音源+スクリプトのセットって、実は結構見つけづらいものです。
Audibleをおすすめする3つの理由

その点、「聞き流し学習」にはAudibleがおすすめです。3つの理由があります。
スクリプト付きの音源が豊富
Audibleは、完全に音声だけだと思っていませんか?
実は、スクリプト付きの音源も結構あります。
特に英語学習者には、おすすめの良質な「聴く教材」が多くあります。
いきなり洋書を聞き流し…は難易度高すぎ、、という人でも、自分のレベルに合わせた教材選びが自由にできるのは魅力的です。
スキマ時間を無駄にしない
Audibleは、通勤・通学、家事、ドライブ、散歩…など、場所と時間を選ばずに聴けます。
STEP5や6まで来れば、スクリプトなしで正に聞き流しながら、外国語学習ができます。
「持続」するには、「手軽」が一番。
学習当初のやる気と熱量は残念ながら続きません。できるだけハードル低く取り掛かれるのがAudibleの魅力です。
どんな学習方法よりも低額に済ませられる
月額1,500円で、聴き放題になったAudible。
最初の30日間は無料体験期間なので、自分に合うかどうか確かめてから始められるのも魅力です。
習い事はお金がかかるもの…
でも、Audibleなら豊富な学習素材を好きなだけ試せるし、読書好きな人ならもちろん「聴く読書」としても活用できますね。
「聞き流し学習」なら、Audible

今回は、
- 「聞き流し学習」の具体的ステップ
- Audibleが最適な学習ツールであること
の2点についてお話ししました。
これまでの勉強法で行き詰まっている人は是非試してみてください。
皆さんの外国語学習に少しでもお役に立てれば幸いです。